柴犬、飛行機に乗って札幌へ行く

※前回までのあらすじ
見るだけ、眺めるだけと言い訳をしながら向かった柴犬専門店で犬と暮らしたいという気持ちに抗うことのできなかった私。生後2か月の柴犬4兄妹(女の子1、男の子3)と出会ってしまった私は、ついに犬を我が家に迎えることを決断する。
先代犬を亡くしてから2年、ペットロスから立ち直りつつあった実家の父にその報告をするため電話をすると、なんと「俺は男の子がいいな」と父。
かくして柴犬の兄妹は、千葉の佐藤家、札幌の実家へと旅立つことになったのであった…。

新しい家族として柴犬を迎える

新しい家族を迎える、と決めてからの私の行動は早かった。
父のもとへ柴犬の仔犬を届けるため、まず生後3か月の仔犬を飛行機に乗せても平気なものなのか、どうやって乗せるのか、環境は?必要なものは?と気になることを調べ、柴犬専門店のおばあちゃんとお姉さんにその旨を説明、相談し、飛行機のチケットを取り準備を整えました。

父はというと、しまいこんでいた犬用グッズやペットシーツ、ゲージなどを綺麗に掃除し、もうすぐやってくる新しい家族を心待ちにしているようす。
正直、年齢的なことも含めてもう犬と暮らすことはないだろうと思っていた父が、また犬との暮らしを選択してくれたことが娘の私にとってはとても嬉しく、同時に責任も感じました。

一人暮らしの高齢者が犬を飼うということ

父はもう65歳、犬の寿命を考えるともしかしたら最期まで一緒にいられないかも知れません。
一人暮らしの高齢者が犬を飼うということはとってもリスキーなことでもあります。
可愛いから、好きだから。そんな理由で安易に犬を飼ってはいけません。

私の場合、父に何かあったときには責任を持って私が犬の面倒を見る、そう決めているため犬を迎える決断をしましたが、そういった「もしもの時」に備えられる環境が整っていない高齢者はやっぱり犬を飼うべきではないと思っています。

愛犬が最期を迎えるそのときまで、しっかり責任を持っていられるか?
痴呆になったり寝たきりになったり、病気をしてしまったときにきちんとお世話ができるか?

愛情はもちろん、お金も時間もかかります。綺麗ごとだけじゃないんだよね。
当たり前のことだけれど、残念なことにその当たり前のことができない人たちもたくさんいるのが現実なんですよね。

仔犬を飛行機に乗せる

当日朝にかかりつけの動物病院で処方してもらったという酔い止めのお薬を飲んだ柴犬の男の子を車で迎えにいき、そのまま一旦我が家へ。
そこからバスと電車を乗り継いで羽田空港へ。

バスや電車はペット用キャリーで移動。顔を出せるタイプのバッグを使いました。

仔犬を飛行機に乗せることに全く抵抗がなかったのかといえば、当然そんなことはありません。
本当に大丈夫なのかな、何かあったらどうしよう、そんな不安が最後まで頭の中をぐるぐるとしていました。

犬を飛行機に乗せるときの注意点

うちの場合は9月上旬だったため、出発地点の関東は残暑の残る中でした。
行先である札幌はもうすっかり涼しくなっているため問題はありませんが、各航空会社では5月から10月まで短頭犬種(パグやフレブルなど)の飛行機でのお預かりは中止されています(2018年からお預かり中止期間が延長されています)。

暑さ対策必須

柴犬専門店のおばあちゃんに言われたのが、暑さ対策をしっかりしてほしい、ということ。
移動中はペットボトルにお水を入れて凍らせたものをタオルで巻いてキャリーバッグやケージに入れておくと良いとのことだったので、さっそく用意。

氷ボトルを枕にして眠る姿。かわいい…
ちなみに、保冷剤は万が一かじって破ってしまった場合、食べてしまう危険があるため却下。お水なら濡れるだけなので安全、とアドバイスされました。

酔い止め薬の服用

これは柴犬専門店でやってくれたのですが、飛行機やフェリーなど長時間の移動をしなければいけなくなったときは、前もってかかりつけの動物病院に相談するのが良いんじゃないかなと思います。
今回は仔犬だったので経験値ゼロの飛行機旅になりましたが、普段から車や乗り物に慣らしておくことで、より愛犬との暮らしが便利で楽しいものになるはず!

いざ空港!ペットを預けてから到着までの流れ

バス、電車と酔い止めの効果もあってかぐっすりんこの柴犬の仔犬。
無事羽田空港に到着し、まずは指定の受付カウンターに行きます。

噂の「同意書」を記入する

ペットを預けたい旨を伝えると、まずは同意書なるものを提出します。
これはその場で記入することもできますが、各空港会社のHPでダウンロードできるので、事前に用意しておくのがベスト。スムーズに事が運びます。
この同意書というのがいわゆる、

「弊社は万全の準備を整えて大切なペットを荷物としてお預かりしますが、飛行機の中で何かあっても責任は一切とらないよ!」

というヤツです。
引っかかるところは多々あれど、実際これに同意しなければペットを飛行機に乗せることはできません。
事前に調べておいた内容によると、ペットは飛行機内の貨物室で保管はされますが、空調は機内と同じで荷物とは別の部屋。ケージは積み上げられたりはせず、きちんと床に固定されているとのこと。

意を決して(本当にそんな感じの心持ちだった)同意書を提出、代金を支払ってこれで無事ペットの搭乗手続きが完了です。

柴犬、輸送用ケージの中へ

搭乗手続きが終わったら次は荷物お預かりのところへ。
普段使っているケージ(飛行機OKの基準をクリアしているもの)があればそのまま、持参していなくても貸し出してくれるので安心です。

私はケージを持参していないため、お借りできますか?とお願いしたところ、CAさんから「まあっ!」と歓声が。
柴犬の仔犬の可愛さに色めきだつCAさんたち。
「可愛いですね~」
「あ、ありがとうございます(そうだろうそうだろう、かわいいだろうとも)」
後ろに並んでいるお客さんの列からもどよめきが起こりました。

柴犬好きじゃなくてもどよめく可愛さ
ちなみに給水器も無料で貸し出してくれます(お水は持参)。
舌でペロペロして飲むタイプの給水器なので、普段から慣らしておくといいですね。

ここで預けたらあとは到着するまで会えません。
がんばれ!寝てればすぐだ!いいこにしてろよ…!

新千歳空港に到着、感動の再会

飛行機が無事到着し、手荷物受取りのコンベアが流れるところで待っているとCAさんが奥の扉(手荷物が流れてくるところとは別の場所)からケージを持ってきてくれて、約3時間ぶりの再会!

鳴くことも吠えることも暴れることもなくケロッとした柴仔犬には、大物感さえ漂っていました(笑)

全て自己責任のペット連れ飛行機

今回、初めて犬を飛行機に乗せる(しかも仔犬)という経験をして、自信を持って言えることはただひとつ。

全て自己責任。
これに尽きます。

航空会社さんはできる限りの対応はしてくれるし、飛行機内での環境もきちんと整えてくれています。
問題があるとすれば、飼い主の準備としつけなのかな、というのが私の結論です。
  • 長時間ケージの中で過ごせること。
  • 暗い場所(飛行機が離陸すると貨物室は真っ暗になります)が平気であること。
  • 体調の管理(必要であれば酔い止めなど)ができていること。
これらをクリアして、初めて飛行機にペットを乗せるか否かの判断になるのではないでしょうか。

私個人としては、飛行機は便利だし悪くないよね、というのが正直なところですが空港までの往復路(バスや電車、地下鉄など)の交通機関を含めた所要時間を考えると、次はフェリーという選択肢もあるなあと思っています(ただし時間がものすごーくかかる)。

全てではないですが、今はフェリーに「ウィズペット」という客室もあるそうで、同じ部屋でペットと過ごせるんだそうな。
これはいいなあ。気になります。

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