| 賛否両論の「リラックスポジション」 |
リラックスポジションとはなんぞや
犬のしつけ本を読んだり、しつけ教室に通ったことのある方なら知っているとは思いますが、リラックスポジションとは、いわゆる
ご主人様の足の間で無理やり仰向けにされておなか丸出しの服従ポーズを取らせる行為
です。
少し意地悪く書いてしまいましたが、ちょっと否定的な言い方をするとこんな感じ。
ヒトと犬の信頼関係を深めるポジションと言われています。
リラックスポジションが賛否両論の理由
わたし自身がどう思っているかは最後に述べるとして、まずどうしてリラックスポジションが賛否両論なのか。
これはリラックスポジションに持ち込んでから馴らすまでの工程にあると思います。
ご存知の通り、犬にとっておなかを丸出しにしてひっくり返る行為というのは急所をさらけだした無防備な態勢です。
よくワンちゃんがへそ天(おへそを天井に向けること)で寝ていたりしますが、あれも安心して寝ている証拠だと言われますよね。
| ローリングヘソ天 |
これは犬自身が自発的に(または無意識に)おこなっているのであって、無理やりひっくり返しておなかを出させる、という行為とは似て非なるまったくの別物です。
一度試してみるとわかると思うのですが、いつもヘソ天で寝ていたり、おなかを出して甘えてくるワンちゃんでも無理やりひっくり返そうと思ったら抵抗されるんですよね。
リラックスポジションの手順として、犬が嫌がったり抵抗しても、安心させるように声をかけながらおとなしくなるまで押さえつける、と説明されている場合が多く、それを繰り返すことによってその体制が安心できるものだと知り、飼い主との信頼関係が深まると言われています。
リラックスポジションでうとうとするようになるのが最終的な目標なんだとか(だからリラックスポジションって言うんですね~)。
さてここまで書いたら何となく反対派の方の言いたいことがわかるんじゃないでしょうか。
そう、犬が嫌がることを無理やりさせて、それはリラックスではなく諦めだ。むしろしつけとして間違っている!
というのが賛否の否です。
実は意外とうまくいかない場合も多い
多くのワンちゃんにとってあまり嬉しいとは言えない「無理やりヘソ天」ですが、当然ワンちゃんそれぞれ性格があり、リラックスポジションを試そうと思ったけれど嫌がって暴れる、唸る、しまいには歯が出て噛みつく、などなどうまくいかない場合も多いようです。
しかし、一部のしつけ教室やしつけ本などでは「それでも押さえつけておとなしくさせろ」というような指導や記述があるようです。
そして実際にその通りにし続けることによって、深まるはずの信頼関係が壊れてしまう、という結果になることも。
これでは本末転倒、反対派の意見も一理ありますね。
わたしが思う「リラックスポジション」の是非
わたし個人としてはリラックスポジションはヒトと犬の信頼関係を深め、犬のしつけに有効であると思っています。
ただし、例外もあるということを声を大にして言いたい。
全ての犬に当てはまるわけではなく、なおかつリラックスポジションがうまくできなくても犬と信頼関係を深めることはできる!
と思っています。
嫌がって歯を当ててくるようであれば無理しておこなうほどのことではないし、何分も(場合によっては何時間も)力づくで押さえつけるなんて言語道断だと思うわけです。
噛みつくというのは一般的に危険行為、問題行動のひとつなのでもっと他に必要なことがあるし、リラックスポジションのせいで噛みつくようになったなんてことがあれば目も当てられない!
仔犬のうちに試してみたら良い、それがリラックスポジション
これがわたしの結論です。
仔犬のしつけでよく耳にする、身体のどこを触っても嫌がらないようにする、というヤツの一環としてリラックスポジションを取り入れてみるのがおすすめだと思うのです。
飼い主の足先に犬の頭がくるように仰向けにするのがベストですが、はじめのうちは逆でもいいと思います(ヒトと犬が同じ方向)。
| このまま普通に寝ちゃいます~ |
わたしの場合はおなかやお顔を触りながら「うにた~ん、いいこた~ん、可愛い子た~~~ん」などと謎の歌を歌ったりします。
慣れてきたら逆向きに。
| 今更ですがわたしのスエットに関して突っ込まないように |
うにも最初は多少暴れましたが、力づくで押さえつけるのではなく、おなかを撫でながら「大丈夫だよ~おなか気持ちいいね~」などニコニコしながら声をかけ続けることで結構あっさり落ち着きました。
リラックスポジションが犬のしつけに有効であると思う理由
正直、これが正しかったのか本当にリラックスポジションのおかげなのかという断言こそできませんが、うにが良い子に育ってくれているから良かったんじゃないのかな~、という感じです。
本当にその程度。
リラックスポジションなんてそんなモンです。
しかも良い子と言ってはみたものの、うにはおすわりも怪しいし(ちゃんと教えてない)、フセに至っては教えてないのでできません。
でも噛みついたり無駄吠えしたりしないし、どこを触っても怒らない。
まだまだチャカチャカしているけど人や犬が大好きでいつもにこにこフレンドリー。
何かに夢中になってたら呼んでも来なかったりするし、TVや雑誌で見るようなしつけの行き届いた犬ではないけれど、良い子にしててねって言ったらちゃんとお座りして待っててくれるし、玄関では足を拭くタオルを持ってくるまでそこで待っていられます。
そんなモンですが、わたしは満足。とってもいいこちゃんなんです。
犬のしつけに大切なのは飼い主の笑顔と言葉だと思う
なんかしつけって、いろいろな媒体でいろいろな人がいろいろなことを言うから、飼い主としては真面目に受け止めて頑張っちゃうじゃないですか。
実際わたしもそうだったし。
良い子に育って欲しいから、周りに迷惑をかけるワンちゃんになって欲しくないから、一生懸命頑張っちゃうんですよね。
そんなとき、自分の顔がこわばって怒っているみたいになったり、言うことを聞かない愛犬に露骨にガッカリしちゃったり。
大切だから、大好きだからこそ、そうなっちゃうことってありますよね。
でも犬って、そういう飼い主さんの表情や雰囲気を見逃さないと思うんです。
大好きなご主人様が怒っているみたいな顔をしたり、ため息をついたり。
そういうのって、犬にとってもきっとツライことなんじゃないかなあ。
叱る方だってツライ、叱るより褒めてあげたい。
叱るときはちゃんと叱らなきゃダメだとは思うけど、先代犬のうづし夫のときはしつけに捉われ過ぎてたくさんの反省をしたので、今は叱らなきゃいけない状況を作らない、というのがわたしのしつけの目標です。
強い口調と恐い顔で「ダメッ!」と言わなきゃいけないときもあるだろうとは思うのですが、「それはダメだよ」と諭しても伝わることもあると思ってます。
決してそれが正しいとは言えないかも知れませんが、そういう考え方もあるんだなと思ってもらえたら幸いです。

ランキングに登録しました。よろしくお願いしますー!

0 件のコメント :
コメントを投稿